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Windows 7向け「Internet Explorer 11」を正式リリース

Microsoftは8日、「Internet Explorer 11 for Windows 7」を正式公開したと発表した。Windows 7 SP1以降、Windows Server 2008 R2 SP1に対応し、Microsoftサイトからダウンロードできる。

ダウンロードリンク:http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/ie-11-worldwide-languages

 Developer Preview版インストール済みユーザー向けには即日自動アップデートが開始される。それ以外のユーザーは順次、数週間以内にアップデートが行われる予定だ。

 米Microsoftによれば、今日の公開で「55%のデスクトップPCでIE 11を実行できるようになった」。Windows 8.1ユーザーはすでに利用可能だ。また、Windows 8は無料でWindows 8.1にアップグレードできるため、Windows 8用は提供されていない。

 IE 11の改良点としてはパフォーマンス向上が挙げられ、「JavaScriptについては、IE 10よりも9%高速で、パフォーマンスで次に速いOpera 17に比べても約30%高速。Opera 17より遅いChrome 30やFirefox 25に比べれば、さらに高速」だとしている。ベンチマークWebkit SunSpider JavaScriptを使用した。新しい「Chakra」エンジンのガベージコレクションJITコンパイラの改良などがパフォーマンスに貢献したという。

 また、画像レンダリングGPUに担当させることで、省メモリ、省電力を達成。リンクプリフェッチアルゴリズムの改良によって読み込み速度を向上させた。 こうした改良によって、ベンチマークの数値だけでなく、実際のWebサイトを利用する際の体感性能、パフォーマンスも向上したという。

 新規対応と改善した標準規格対応は25に上り、開発者向けツールも改良された。

 なお、ほとんどの機能はWindows 8.1版と同じだが、Windows 7版で異なるところもある。

 Windows 8.1ユーザーインターフェイスやタッチ関連機能には対応していない。また、拡張保護モード(EPM)にも対応していない。そのほか、DRM機能であるEncrypted Media Extensions、高DPIサポート、GoogleによるSPDYに非対応となっている。

 なお、企業管理者でIE11への自動更新をしたくない場合は、Microsoftから自動更新を行わないためのブロッキングツールが提供されている。