デジカメや携帯で撮ったデジタル写真、画像を加工・編集(フォトレタッチ)することが できるソフトと言えば、Adobe社のPhotoshop, Photoshop Elements が有名です。そこで今回は、PhotoshopとPhotoshop Elements の違いをメインに比較をしてみたいと思います。
Photoshop(フォトショップ)・Photoshop Elements (フォトショップエレメンツ)
写真向けの画像編集ソフトと言えば、Adobe社のPhotoshop(PS), Photoshop Elements(PSE) が有名ですね。もちろん他にもさまざまな画像処理ソフトがありますが、メーカー純正ソフトやRAW現像専用ソフトを除けば写真をメインに扱うソフトはこの3つのどれかになるでしょう。
特に良く聞かれるのが、PhotoshopとPhotoshop Elements の違いってなんですか?ということ。そこで、この2つの違いをメインに、比較をしてみたいと思います。
非常にざっくり説明するとこんな感じ
フォトショップの機能の中からある程度の機能を抽出したのがエレメンツです。それでも素人には十分すぎる画像処理が可能、初心者に向けた機能限定な代わりに操作がわかりやすいソフトです。
フォトショップは素人には使いこなせないような物凄い機能までを含んでいて、全ての機能を使いこなせる人はプロのクリエーターです。
細かな機能比較表をざぁーっと並べても良くわからないと思いますので、まずは大まかなイメージで話をすすめてみましょう。
(デジタル)写真を楽しむという事を考えた場合、フォトグラファーに求められるのは撮るだけでなく、撮った後に写真をPCに取り込み、編集(現像)し、管理し、出力(SNSにアップしたり、プリントしたり)するまでを考えなければなりませんよね。
そんな中でPhotoshopの役割は「画像編集」に特化するということ。「写真」ではなく、「画像編集」に特化しているというところがポイントです。しかも、その特化っぷりは半端なく、プロの現場で事実上の世界標準。Photoshopを使ってできない画像編集はほとんどありません。
Photoshop Elementsですが、これも「画像編集」に特化したソフトで、「写真」特化という訳ではありません。Photoshopの廉価版といった感じです。
大変ざっくりとした図ですが、イメージとしてはこんな感じです。
PhotoshopやPhotoshop Elementsは写真の編集はもちろんできるし、イラストやWEBなど、「画像」に関する処理なら一通りできます(編集以外にも、取り込みや出力など一通りの基本的な機能を有します)。
しかし、用途を「写真」に限定した場合、ほとんど使わない機能があったり、物足りない機能があったりします。。
あなたは何を選ぶべき?
どんなものにも妥協したくないならPhotoshopを
一枚を極限まで追い込んで仕上げたいのであればPhotoshopを使いましょう。Photoshopを使ってできない事はほとんどありません。ただし、プロ向けツールで機能も豊富なため使いこなすにはそれなりのスキルが必要です。LRやPSEを使って物足りなくなったら移行を考えてもいいでしょう。
というか、Photoshopを使うレベルなのにPSだけで写真の処理をするというのは考えにくいです。おそらく、LRやほかのソフトと連携した使用になるのかと思います。
もちろん、世界最高のプロ向け画像編集ツールですから、お値段もそれなりにします。Photoshopは現在Adobe Creative Cloudというクラウドサービスに移行しており、パッケージ購入ではなく、毎月課金方式で販売されています。Photoshop単体利用なら毎月2,200円(年間契約)です。