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米マイクロソフト、Windows10を今夏に世界で発売へ

マイクロソフト<MSFT.O>は、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を今夏に世界で発売することを明らかにした。具体的な日にちは明らかにされていないが、全世界190ヵ国111言語で同時にリリースされる。

Windows10 日本語版


Windows 10はリリースから1年間、Windows 7/Windows 8.1/Windows Phone 8.1からは無料でアップグレード可能。新機能として、Windows Phoneに搭載されているパーソナルデジタルアシスタント「Cortana」が、Windows 10搭載PCやタブレットで利用できるようになる。

 また、キーボードやペンを使ってWebページに直接注釈を付けて共有できる機能などを搭載する新ブラウザ「Project Spartan」を採用。「Xbox One」とゲームをマルチプレイできる機能も装備する。

現在、海賊版のウィンドウズを利用している中国のユーザーも、無料でアップグレードできるとしている。

中国での販売拡大を狙った措置。中国では、パソコンに搭載されているソフトの4分の3以上が正規のライセンスを受けていないとの調査結果が出ている。

マイクロソフトがウィンドウズ10の発売時期を明らかにしたのは初めて。関係者の間では秋の発売が予想されていた。

同社は1月、「ウィンドウズ7」以降のバージョンを利用しているユーザーに無料アップグレードを提供する方針を示していた。

中国では、レノボ・グループ<0992.HK>、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>、奇虎360科技<QIHU.N>と提携して、ウィンドウズ10の普及を進める。