永続ライセンスのOffice 2021は2021年後半にリリース予定とされています。
Office 2021のメリット
Office 2021のメリットはズバリ「永続ライセンス(Office Perpetual)」であることです。
マイクロソフトOfficeには大きく永続ライセンスとサブスクリプションがあります。
永続ライセンス | サブスクリプション | |
---|---|---|
製品名 | Office XXXX(西暦4桁) | Microsoft 365 |
料金 | 買い切り | 毎年支払い |
使用期限 | 永久 (実際にはサポート終了まで) |
1年間 |
新機能 | 追加されない | 随時追加 |
ネット接続 | 不要 | 必須 |
永続ライセンスの最大のメリットはコストパフォーマンスです。
サブスクリプションは毎年利用料金の支払いが必要なため、永続ライセンスよりコストがかかります。
マイクロソフトOfficeを安く使いたいなら永続ライセンスなのです。
そのため、Office 2021が未発売だからと言ってサブスクリプションのMicrosoft 365を契約すると結局高くつくことになります。
延長サポートがない
Office 2021のサポート期間はメインストリームサポートの5年のみです。
延長サポートがない分、従来の永続ライセンスよりサポート期間が短縮されています。
そのため、2026年後半にはサポートが終了してしまいます。
現行バージョンであるOffice 2019のサポート終了が2025年10月14日ですから、使える期間の差はわずか1年しかありません。
32bit版も引き続きサポート
インテル(Windowsの主力CPU)版のマイクロソフトOfficeにはさらに64bit版と32bit版があります。
インストーラーがPCに合致するほうを判断してインストールするため、通常はユーザーが意識することはありませんが、「Officeアドイン」を使っている会社にとっては大問題でです。
32bitで開発されたOfficeアドインは64bit版Officeでは使えないためです。
Office 2021で32bit版が引き続きサポートされることで、32bitのOfficeアドインを延命させられます(本来はアドインを64bitに移植するのがいいのでしょうが……)。