2月7日、Adobeアドビのサポートチームによると、最近イラスト制作ソフト「Adobe Illustrator」が起動できない不具合が発生していると発表した。
発生原因:
他社製セキュリティソフト(トレンドマイクロ・ウィルスバスターなど)との競合により起動できなくなる事象が多数報告されているという。
エラー現象:
同社はこの事象に関するサポート文書を発表した。 具体的な事象例としては、以下が挙げられている。
・起動コマンドを実行しても反応がない
・1度起動した後、それ以降タスクが残り起動してこない
・何らかの更新やアップデート後にIllustratorが起動しなくなる
対処法:
問題が発生した場合は、以下のフォルダーなどをウイルスチェックの除外フォルダーに指定し、PCを再起動するとよい。
・C:¥Program Files¥Adobe
・C:¥Program Files¥Common Files¥Adobe
・C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Adobe
・C:¥ProgramData¥Adobe
フォルダーを指定できない場合は、以下の実行ファイルを登録すればよい。
・C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Illustrator 2022¥Support Files¥Contents¥Windows¥Illustrator.exe
・C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Illustrator 2022¥Support Files¥Contents¥Windows¥AIRobin.exe
・C:¥Program Files¥Common Files¥Adobe¥Microsoft¥EdgeWebView¥msedgewebview2.exe
ただし、「msedgewebview2.exe」は「バージョン 2021」以下の場合では登録の必要ないとのこと。
同社は具体的にどの製品と競合が発生しているかを明らかにしていないが、ウイルスチェックの除外設定を行うための手順を案内するためにトレンドマイクロ社のドキュメントへリンクしていることから、「ウイルスバスター」で問題が発生している可能性が高い。
ところですが、買い切り版のIllustrator CS6は影響が出ていないようです。