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XPを使い続ける場合「最低限4つのこと」

Microsoftの日本法人 日本マイクロソフトは4月9日、Windows XPサポート終了に関する説明会を実施。
日本マイクロソフト業務執行役員 最高技術責任者の加治佐俊一氏が、サポート終了の経緯とこれまでの取り組み、そしてやむを得ずまだWindows XPマシンを使い続ける層に向けた「最低限お願いしたいこと」を説明した。



●まだ使う人に最低限実施してほしい「4つ」のこと

社内システムや予算の都合など、やむを得ずWindows XPマシンをまだ使用する場合はどうするか。


1. すべてのセキュリティ更新プログラムを適用する(4月9日に公開された最終版は今後1年は提供)
2. セキュリティ製品(ウイルスチェックソフトの定義ファイルなど)も最新の状態にする
3. インターネットから切断する
4. USBメモリなど、感染源となる外付けメディアの利用を停止する

 がリスクを低減する最低限4つの対策となる。もちろん万全ではないため「できるだけ早く最新の環境への移行計画を検討してほしい」(マイクロソフト)というのが日本マイクロソフトのメッセージだ。

 なお諸外国では、オランダ政府と英国政府がWindows XPの延命に関するカスタムサポートの契約を交わしたとの報道があった。政府機関で使用するマシンにまだ相当数対象が存在することに対処するための企業対政府間の契約となる。日本政府はどうかについて言及はなく、政府が契約したからといって国民全員が延長サポートを受けられるものではない。「カスタムサポートについては、個別に特定の企業と結ぶ形態もの。特例というたぐいではなく、個別契約内容の一環という位置付け」(日本マイクロソフトの加治佐CTO)だという。

 Windows XPについては「まだ使えるのに、困っていないのに、なぜ?」という疑問がよく聞かれる。2011年のアナログ放送終了時と似ていると感じた人もいるかもしれない。アナログ放送の終了も確かに利用者に不利益が生じた面はあったものの、「金銭を盗まれる」「他人にも意図せず被害を与えてしまう」可能性があるのは大きく異なる。

 セキュリティ修正プログラムの配布は終了するが、移行検討者への情報提供、支援サービスは今後も継続して行う。