• Office 2021 搭載PCの個人向け、中小企業向けの違い

    Office 2021は3つのエディションそれぞれに個人向けか中小企業向けかをお客様の環境によって選ぶことができます。
    個人様にて中小企業向けエディションを、または法人様にて個人向けエディションを購入し、ご利用頂く事も可能です。
    Office 2021はすべて商用利用権が付属しており、個人向けエディションでも商用でご利用いただけます。

    Office 2021(個人向け) 搭載PCとは

    プロダクトキーと個人のMicrosoft アカウントを紐づけて管理ができるため、再セットアップが必要な場合や Microsoft 365 への切り替えも簡単に行うことができます。
    (セットアップ時にインターネット環境が必須となります。)

    Office 2021(中小企業向け) 搭載PCとは

    ライセンス管理をプロダクトキーのみで行うことができるため、個人の Microsoft アカウントに紐づける必要がないので、企業での利用に適しています。
    (ライセンス認証にはインターネット接続が必要になります。)

    製品 Office 2021 (個人向け) 搭載PC Office 2021 (中小企業向け) 搭載PC
    インターネット接続 必要 必要
    Microsoftアカウントの設置 必要 不要

Office 2021とOffice 2019 機能比較

区分 項目 Office 2019 Office 2021 Microsoft 365
コンテンツ制作 スマート検索、 操作アシスト
インク効果(例:インクの再生) 、 SVG 画像のサポート 機能強化 機能強化
入力オプション: ポイント 消しゴム 、 ルーラー 、 なげなわ選択 機能強化 機能強化
PowerPoint :
スライド画面切り替え「変化」 、 スライドの拡大 、 ナレーションの録画
3Dレンダリング と操作 (W/X/P/O)
Outlook :翻訳、連絡先、予定表
基本機能: テンプレート、写真、フォント、アイコン
ダークモードとリンクギャラリー(W/X/P/O)、学習ツール(W)、優先受信トレイ (O)
アニメーションGIF ファイル - 新機能
Outlook :インク 、 検索 - 新機能
追加コンテンツ: 880 のアイコン 、 45 の動画 、 40 のステッカー - 新機能
ラッキングと整理
EXCEL
新機能とデータ接続 機能強化
じょうごグラフ、 2D マップとその他チャート 機能強化
新しい関数の追加
Unique 、 Sequence 、 Randarray 、 filter 、 sort 、 sort by
- 新機能 機能強化
動的配列数式 - 新機能 機能強化
XLOOKUP - 新機能 機能強化
データ型 - 新機能 機能強化
コラボレーション シンプルな資料の共有、 共同編集 (W/P)
共同編集(E)、 自動保存 (W/P)
Outlook :モダン添付機能 、 MRU ドキュメントリス
リアルタイム共同編集 - 新機能
離れている間のファイル変更通知 - 新機能
@メンション機能 (W/X/P/O) - 新機能
アクセシビリティ イマーシブリーダー(W)、 代替テキストキャプション 機能強化 機能強化
アクセシビリティチェック、リーダー(P) - 新機能
Microsoft
サポートポリシー
Microsoftライフサイクル ポリシー | Microsoft Docs 固定ポリシー7年 モダンポリシー5年 モダンポリシー5年

 社内で使うソフトウェアはサブスクリプションが増えるなか、永続ライセンス版を発売する理由について、マイクロソフト社の公式サイトで「PC およびMac向けの主要Officeアプリは必要でも、サブスクリプションは利用したくないという方がいらっしゃることも承知しています」と説明しています。

 日本向けのOffice統合製品と単体製品について、それぞれまとめました。

 まずは、Office統合製品の価格です。

  Office Home & Business 2021 Office Personal 2021 Office Professional 2021 Office Professional Academic 2021 Office Home & Student 2021 for Mac Office Academic 2021 for Mac
税抜価格 3万4800円 2万9800円 5万9800円 2万7800円 2万3800円 1万6800円
Word 2021    
Excel 2021
PowerPoint 2021  
Outlook 2021
Access 2021      
Publisher 2021        
OS Windows,Mac Windows Windows Windows Mac Mac
提供形態 POSA,ダウンロード,プリインストール ダウンロード,プリインストール POSA,ダウンロード

 次に、単体製品の価格です。

製品 税抜参考価格 OS 提供形態
Word 2021 1万4800円 Windows,Mac POSA,ダウンロード
Excel 2021
PowerPoint 2021
Outlook 2021
Access 2021 Windows
Publisher 2021
Visio Standard 2021 4万5800円 POSA(10月15日~),ダウンロード
Visio Professional 2021 8万6800円
Project Standard 2021 9万5800円
Project Professional 2021 15万9800円

 

 Office2021はOffice2019からのアップグレード版です。マイクロソフト社の公式サイトで新機能を紹介しています。

 たとえば、共通する内容として、Word、ExcelPowerPointOutlookのパフォーマンス、安定性、速度が向上したほか、描画の色を選ぶときに#から始まる「Hexカラー値」で指定できるようになりました。

 ファイルをOneDrive、OneDrive for Business、または SharePoint Online にアップロードすると、すべての更新内容が自動的に保存される機能なども備えられています。

 各ソフトウェアにも様々な新機能が搭載されています。

  • 表または範囲内で必要なものを行単位で検索できる「XLOOKUP」関数
  • 動的配列を行う関数(FILTER、SORT、SORTBY、UNIQUE、SEQUENCE、RANDARRAY)
  • 計算結果に名前を割り当てて中間計算・値・定義名を数式内に格納できるLET関数
  • 配列またはセル範囲内で指定された項目を検索し項目の相対位置を返すXMATCH 関数
  • スライドショーで発表者のビデオやレーザー ポインターなどを記録
  • 手描き入力を描画されたとおりに再生
  • 読み上げソフト用に要素の読み上げ順序の並べ替え
  • 日本語を含む70カ国の言語への翻訳機能
  • メールの画像に注釈を付けたり、指・ペン・マウスを使って別のキャンバスに描画したりできるように
  • クイック検索を使用してメールをすばやく見つける

 Microsoft 365は、わかりやすく言えばWordやExcelPowerPointOutlookなどOffice365で利用できるアプリに加え、オンラインストレージ、セキュリティなどテレワークに必要なサービスをまとめたサブスクリプションです。

 

 サブスクリプションでは最大5台まで利用できるため、現場で使えるスマホタブレットなどと連携できます。さらに最新のアプリを使い続けられるほか、1TBのクラウドステレージも使うことができます。

 一方で、今回発売されるOffice 2021は永続ライセンスです。長い期間使い続けると、サブスクリプションよりも安く使い続けることができます。ただし、永続ライセンス版で同時利用できる端末は2台まで。さらに、Office 2021のサポート期間は5年間と従来よりも短くなっているので注意が必要です。