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「Adobe Illustrator イラストレーター」30年の軌跡を追うインフォグラフィック

Image: Webdesigner Depot 


皆さんはどのバージョンから?

イラストを描く作家さんも、フォトショップと併用してレイアウトを組むデザイナーさんも、世界中のクリエイターがお世話になっているツール「Adobe Illustrator」。

実はこれ、1987年に登場した最初のVer.1.1から今年で30周年を迎えるご長寿ソフトってご存知でした?

そこで今回は、Webdesigner Depotがイラレの略歴を書いたインフォグラフィックを作成。いつどんなバージョンが出たのかあらためて振り返ってみましょう。


  

 

Ver.1.0/コードネーム:ピカソ(1986年12月)

 

Appleコンピューターを使う印刷デザイナーとイラストレーターのために、アドビ社がタイプセットを使えるよう、そしてフォントとロゴをデザインできるよう開発。

 

1987年1月

 

イラストレーター」という名前で登場。

 

Ver.1.1/コードネーム:インカ(1987年3月19日)

 

リリース後すぐにヒット作となる。

 

Ver.イラストレーター88/1.7(1988年3月)

 

Ver.1.7としても知られる、西暦を使った88としてリリース。デザイナーのための新たなツールとなる。BYTEアウォードで優勝し、似たソフトの「アルダス・フリーハンド」と一線を画すことを世に知らしめる。

 

Ver.2.0/コードネーム:ピナクル(1989年1月)

 

Windows用に登場するも、ユーザーを取りこぼす。

 

Ver.3.0/コードネーム:デザート・ムース(1990年10月)

 

Mac用でのリリース。

 

Ver.4.0/コードネーム:カンガルース(1992年5月)

 

Windows用。前回からあまり進化がないと批評があったものの、プレビューで編集が可能に。(ちなみにWindows用4.1パヴェルは1995年発売)

 

Ver.5.0/コードネーム:サターン(1993年6月)

 

Macでもプレビューで編集可能に。グラフ作成とレイヤー処理が出来るようになった。(Ver.5.5ヤヌスは1994年6月)

 

1994年10月18日

 

アドビのせいでアルダス社のドローイング・ソフト「フリーハンド」が安売りさせられているというFTC(連邦取引委員会)への苦情が引き金で、いろいろあって最後にアルダスはアドビに身売りする。アドビは「フリーハンド」をマクロメディア社に売却。

 

Ver.6.0/コードネーム:ポパイ(1996年2月)

 

Mac版ではこれで完成されたと考えられている。グラデーション、スポイト、バケツツールが実装。

 

Ver.7.0/コードネーム:シンバ(1997年5月)

 

このバージョンがはじめてWin/Mac両方で発売されたが、Windows使用者にとってインターフェースの大幅な変更が不人気に。TrueTypeを採用したことにより、PostScript Type 1とTrueType間で起こっていたフォント戦争に終止符を打つ。またプラグインをサポートすることにより、柔軟性が増した。

 

Ver.8.0/コードネーム:エルヴィス(1998年9月)

 

スマートガイド、ビットマップでのスポイト使用、リンクのパレットが追加。

 

Ver.9.0/コードネーム:マティス(2000年6月)

 

Flash、PDF、SVGをサポートすることにより、ウェブでも優れたソフトとなる。

 

Ver.10.0/コードネーム:パロマ(2001年11月)

 

マジックワンド追加。

 

Ver.CS/11/コードネーム:パンゲア&スプリンクルス(2003年10月)

 

3Dデザインが可能に。代名詞でもあったスプラッシュ画面がボッティチェッリの名画『ヴィーナスの誕生』からグラデーションのきれいな花に変更。

 

2005年

 

アドビが「フリーハンド」を持つマクロメディア社を買収。

 

Ver.CS2/12/コードネーム:ゾディアック(2005年4月)

 

ライブトレース、ライブペイントが追加。

 

2007年

 

「フリーハンド」終了。必然的にFHユーザーはAdobe Illustratorに流れる。

 

Ver.CS3/13/コードネーム:ジェイソン(2007年4月)

 

インターフェースの大幅な変更。ツールもいくつか変更される。スプラッシュ画面がオレンジの四角にAiと書かれ、シンプルになる。

 

Ver.CS4/14/コードネーム:ソネット(2008年10月)

 

複数のアートボードを作成できるなど、FHで重宝された機能が実装。古いツールや機能が更新された。

 

Ver.CS5/15/コードネーム:アジャンタ(2010年5月)

 

FHにあった遠近グリッドを実装。アナログ感のあるブラシツールが数多く追加された。

 

Ver.CS6/16/コードネーム:エローラ(2012年5月)

 

たくさんのバグが修正され、インターフェイスがかつてのMac版のようなデザインに変更。

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Ver.CC/17/コードネーム:モーフォー(20年6月)

 

クリエイティブ・クラウドの略であるCCシリーズとなる。コードネームはここで終了。

 

Ver.CC 2014/18(2014年6月)

 

2010年代は更新頻度が高くなり、どのバージョンのCC同士でも円滑に作動するようになる。

 

Ver.CC 2015/19.0.0〜Ver.CC 2015.3.1.1/20.1/(2015年6月〜2016年8月)

 

この間にはVer.CC 2015.2/19.2.0/(2015年11月)とVer.CC 2015.3/20/(2016年6月)のバージョンがあり、あわせて計4つのアップデートが行なわれました。

 

Ver.CC 2017/20.0.0/(2016年11月)

 

フォント探しもテンプレート探しも、とにかく速くて楽に動けるように。

 

***

 

振り返ってみると、バージョン更新だけでなく企業間の買収など30年間でいろいろあったんですね。それにコードネームなんて皆さんご存知でしたか?

実は、学生時代タダでもらったMacintosh Quadra 950にインストールされていたVer.7.0から現在までバージョン飛び飛びでAdobe Illustratorのお世話になっております。ヴィーナスがいなくなったときはビックリしたのを今でも覚えていますし、Ver.10以降は互換性が悪いとのことで、新バージョンでデータを作っても10で保存するなんて事態もしばらく続いていた記憶があります。

今後もどこまでバージョンが増え、どのような新機能が追加されていくのか楽しみですね(使いこなせるのかはまた別のお話ですが……)。