米Microsoftは2018年9月24日(現地時間)、“買い切り”型のオフィススイート「Office 2019」の提供を開始した。法人向けのボリュームライセンスは即日より提供開始し、コンシューマ版などは数週間のうちに提供開始する予定。対応OSはWindowsおよびmacOS。
Microsoft Officeリリースにならえば、Office 2019のボリュームライセンスが先行的に発売されることになります。個人利用向けのOffice 2019は2週間後程度になるでしょう。そのため企業がOffice 2019を購入するにはボリュームライセンスを購入するか、あるいはOffice 365を契約するという選択肢があります。
Office2019Pro2PC Microsoft office 2019 Professional + 日本語版
¥67,820円¥12,800円 |
Office2019 Microsoft office 2019 Professional + 日本語版 PC5台分
¥67,820円¥25,800円 |
Office 2019にはWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Project、Visio、Access、Publisherの8種類のアプリケーションが含まれるが、このうちProject、Visio、Access、PublisherはWindowsのみに提供される。
同社はクラウドサービスであるOffice 365を推進しているが、本製品オンプレミスで利用するユーザー向けとなる。WindowsのLong Term Servicing Channelに似ており、クラウドに接続して定期的にアップデートを受けられないユーザー向けとしている。
Office 2019はOffice 365 ProPlusが過去3年に提供した機能を集約したバージョンだが、今後、新しい機能の追加は行なわれない。
Office 365を契約する場合は、次のプランと月額料金でご利用できます。
プラン |
価格(1ユーザーあたりの月額料金) |
Office 365 Business Essentials |
540円 |
Office 365 Business |
900円 |
Office 365 Business Premium |
1,360円 |
Office 365 ProPlus |
1,310円 |
Office 365 Enterprise E1 |
870円 |
Office 365 Enterprise E3 |
2,180円 |
Office 365 Enterprise E5 |
3,810円 |
Office 2019の新機能としては、Wordではダークテーマのサポートや読み上げ機能、アクセシビリティの向上。Excelは新しい数式やグラフのサポート、PowerPivot/PowerQueryの機能強化。PowerPointではスライド順序の機能拡大やMorph遷移機能、インク機能での圧力や傾き検知サポートなど。
もちろんそれだけではなく、セキュリティ強化や管理者による管理の合理化など、クラウドに接続しないオンプレミス版ならではの機能も提供されています。
なお、Office 2019にはOneNoteが含まれますが、4月に発表があったとおり、OneNote 2016の開発は終了し、今後はOneNote for Windows 10に一本化されます。
OneNote 2016を使用中の場合、Office 2019をインストール後も引き続き利用可能とのこと。OneNote for Windows 10に移行した場合には、ストレージの節約のため、OneNote 2016を削除するツールが近日中に提供予定とのことです。